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FOCUSエコロジー編
--Ecology FOCUS--


近年のエコロジーブームを踏まえ、こんなページも作ってみました。フォーカスは単にラリーで戦っているだけではありません。環境問題とも戦っています。

フォーカスは85%以上(重量比)がリサイクル可能で、しかも素早く解体できるように設計されています。
ブレーキパッドや防音断熱材からはアスベストを排除し、また、再生材も積極的に使用されています。
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いわゆる燃料電池で走るフォーカス、そして水素燃料電池のフォーカスFCVです。燃料電池で走るフォーカスはメタノールという液体を使うことで、現在ある既存のガソリンスタンドを利用できることも大きなメリットです。インフラの整備に莫大なお金が必要、ということもありません。
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すでに量産プロトタイプが2000年11月に発表されているとはいえ、まだ実用段階ではありません。しかし、フォードとしては少量生産体制を取っていくようです(下写真のTDCiなど)。まだまだ高価な電気自動車ですが、世界で最初の量産自動車、T型フォードもそうだったように、量産によってどんどんと製造コストが抑えられてくれば、世界中の車が電気自動車になる日もそう遠くはないでしょう。うーん、ヘンリー・フォードの精神がいまも生きているんだなぁ。

と、言っているそばから、すでに2004年には市場に登場するそうです。うーん、やることが早い!
車の排気ガスが地球温暖化に荷担している、と認めたアメリカ最初の自動車メーカーはやっぱり違うな!!
TDCiオーナメント TDCiエンジン

これら燃料電池とはちがうアプローチの代替燃料車も、2005年7月からスウェーデンで発売になりました。
Ford Focus FFVバイオエタノールって知ってますか?正確には(?)バイオマス・エタノールというらしいんです。 バイオマスというのは、生物資源のことを指す言葉で、エネルギーが産生される生物的なものの総称なんだそうです。
バイオエタノールは、日本では砂糖の生産工程の副産物「排糖蜜」を発酵して精製するエチルアルコールを指すそうです。アメリカでは原料にトウモロコシが使われるそうです。
植物が光合成で取り込んだ二酸化炭素が燃料の燃焼で排出されるため、新たに二酸化炭素が放出されるわけではない、というのが利点です。この技術によって、温室効果ガスといわれる二酸化炭素を、最大で70%カットできるそうです!

この新技術をつぎ込んだのが、新型モデルの代替燃料車「Focus FFV」です。C-MAXにも同じタイプがあって、それは「Focus C-MAX FFV」と呼ばれるんだそうです。
バイオエタノールは、5%までであれば通常のガソリンエンジンでも混合しても問題ないといいます。ちなみに5%混合のバイオエタノール混合ガソリンは「E5」と表現します。これからはこの「E5」が普及してきそうです。

いいことばかりの感があるこの新型車ですが、難点は氷点下での始動性。ただし、外気温がマイナス15℃以下の場合、シリンダーブロックに予熱を与えて対策しているということです。実際、寒さでは日本は足元にも及ばないスウェーデンで販売を開始した、というのも、このあたりのテストを兼ねて、と思います。これで問題なければ、日本の寒さなんか目じゃないですからね。

蛇足ながら、FFV とは "Flexible Fuel Vehicle"の略です。その名の通り、E85からE0まで燃料なんでもござれ車です(^^;


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