ここでは、Jackieなりのフォーカス体験レポートをご紹介していきます。
●メーターパネル
こんな感じです。スピードメーターは220km/hまでになっています(フルスケールで220kmっすよ)。リミッターがありますから、100%の性能で走れるわけではありませんので、必要ない部分もありますね(^^;;;
ちょっとアクセル踏んだだけで軽〜く70km/hぐらい出てしまう上に、メーターの上がり方が前の車より低いので、ついついスピードオーバー気味になってしまいます(^^;;; そろそろ1300cc車のクセは抜けていると思うんだけど...
スピードメーター下の部分がオドメーター、トリップメーターになっています。デジタルですので、エンジンが切ってあると数値が分かりません。
タコメーターは7000rpmまでしかありません。オーナーズマニュアルでは「6000回転以上回さないでください」というようなことが書いてあります。フツーに走る分には3000rpmを超えることですら少ないので、こんなもんだと思います。いわゆる「レッドゾーン」の色分けはありません。
ちなみに、右は燃料計、左は水温計です。国産車に比べて、やや長めの暖気を心がけると良いようです。もちろん、近年は「アイドリングストップ」が叫ばれて久しいので、大きな声ではいえませんが、エンジンオイルの役割を考えれば、多少の暖気は大目に見てくださいね(^^;;; 人間だって運動の前には準備運動するじゃないですかぁ...
●ワイパーレバー
ちょっと独特な操作性になっています。まず国産車と違うのはハンドルに対して右側についていることですね。乗り慣れないと、ウインカーを出すつもりでワイパーが作動することになり、結構恥ずかしいものがあります(^^;
間欠、ロー、ハイの3タイプがあるのは国産車と何ら変わらないのですが、左についているダイヤルは間欠ワイパーの際の間欠スピード調節です。数字が小さいほど早くなります。間欠では物足りないけど普通だとちょっとうっとーしい、なんて感じることが多い人には良いと思います。Jackie的には、これは「かなり」便利ですね。下にグッと押すと、押している間だけ作動する「霧モード」があります。ちなみに、ウォッシャーはレバーの端(右端)を押すと出ます。
レバーを手前に1ノッチ引くとリアのワイパーが間欠で作動します。ウォッシャーはさらに手前に引きます。
●ライト系スイッチ
位置はインパネの右下、運転席用エアコン吹き出し口の下です。右の写真で吹き出し口との位置関係はなんとなく分かっていただけると思います。
右側の大きなスイッチがライトで、右に1つでスモール、さらに1つでヘッドライト、となります。右に回してある状態であれば、スイッチを一つ手前に引くとフロントのフォグ、さらに1つ引くとバックフォグが点灯します。座席を思い切り下げて運転している人には多少操作しずらいかも知れませんが、Jackieは快適です。ちなみに、スイッチを押し込んで左に回す(▲Pの位置)と、キーがOFFの時にスモールとテールランプが点灯します。
左側の"0"と書いてあるダイヤルはヘッドライトの光軸調整です。上下にある程度調節が可能です。これは満載時と一人乗車で車体の沈み込み方が違うための調整用で、ヨーロッパ車には必ず付いています。日本では光軸が車検でチェックされますが、これがあると意味が無いですね(^^;
下のダイヤルはメーターパネルの光量調整です。通常はあまりいじりませんが、明るすぎるのが嫌な人には重宝だと思います。オーディオやエアコン、シフトインジケーターなども連動していますので、暗くしすぎると運転に支障がでます(^^;
ちなみに、エアコン吹き出し口が楕円なのは、フォードマークをイメージしているから、だと思います(^^)
●リアハッチ・オープナー
場所的に近いので、ここで紹介させていただきます。
リアハッチ(リアゲート)のリリースボタンはココ、メーターパネル右端です。窓が開いていればすぐに手が届く場所、というのも何気に実用性高い気がしませんか?
盗難防止ということもあって、リアハッチはこのボタンか、キーでしか開かないようになっています。2001年モデルからはリアハッチも開けられるキーレスリモコンの設定があるそうなので、キーがないと不便だ、という方はぜひご検討になってください。●シート関連
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まずは左から。シートのリクライニングはこのダイヤルで行います。一気にフラットに、というのはちょっと無理ですが、ダイヤル式ならではの微調整で、腰痛持ちの方にも負担の少ない自分なりのドライビングポジションが取りやすくなっています。
中央はパワー・シート・リフターのスイッチです。つまり、背もたれに近い部分の座位置の高低を調整する電動式のスイッチです。背もたれと座位置をしっかり決めれば、疲れにくさバツグン。Jackieはちょっとロングドライブに行きたくなってきています(^^;;; これでもうちょっとホールド性がよければ100点満点です。
右は運転席のアームレストで、2001年仕様の標準装備です。普段はめったに使いませんが、渋滞にハマったときに重宝しました。ただし、アームレストを使用するとサイドブレーキが引けません。ですから、長時間ドライブで使用するケースが多いと思います。ちなみに、アームレストの付け根のダイヤルはランバーサポートの調節ができます。
●ヒューエルリッド
こちらはヒューエルリッド、つまり給油口です。国産も含めて、ほとんどが車内から開けることが出来ますが、フォーカスはキーで開閉します。
確かに、給油のたびにキーを渡すのが面倒という方も多いのですが、万一盗難された場合でも、キーごと盗まれない限り、タンクに残ったガソリンを走りきったらもう走れないわけです。もちろん壊す事だって可能ですが、わざわざ手間のかかる車を狙いませんから、抑止効果もあると思いません?
もちろん、右の写真のようなレーシーなものも販売されていますから、こういうタイプのものに変えれば、手間もかかりませんし、見た目もオシャレです(^^;
防犯上問題があるようでしたら、マスタングのようにキャップにカギがついているものにすることもできますので「セキュリティー上の問題はクリアしたい」という方でもお使いいただけます。
あ、そうそう。マスタング用として売られているものは、基本的にはフォーカスにも流用できるとのこと。アメリカのマスタング専門店のWebページを見ていたら、そう書いてありました(^^)
●スペアタイヤ
最後に、スペアタイヤの紹介です。別に紹介するほどのものでもないのですが、イザという時に使うものだけに、絶対に一度は見ておきましょう。
タイヤはミシュランでした。国産とは違い、ホイールが赤く塗られていまして、いかにも非常用って感じです。車載パンタジャッキは、スペアタイヤを外したところにあって、牽引用のフックも、ここに入っています。
あまり余分なスペースがないので、非常用の車載工具(ドライバーやモンキーレンチなど)は別に箱を用意して、これに入れておくと良いでしょう。Jackieのオススメは、釣具屋さんのツールボックス。浮きをいれるスペースは、ビスとかナットなど小物を入れるのに重宝です。プラスティック製が多く、必要以上に重くないのが良いです。
「強度に不安があるなぁ」なんて声もありそうですが、いつも持ち運びするわけじゃないですよね。本来は「釣具を入れて持ち歩くもの」と思えば、「ちょっと重めでも持ち運ばない」んだから、大丈夫ですよね。
ちなみに、フォーカスのヨーロッパでの純正オイルはバルボリン(10W-40)だそうです。エンジンの開発段階からバルボリンのオイルが使用されていたため、相性はバッチリということです。というよりも、バルボリン以外のオイルは使わないほうが良いんでは?ぐらいの勢いです、ハイ。え?もちろん Jackie はバルボリン・オンリーです。添加剤は使用していません。
ちなみにJackieはヒューエルリッドの裏にバルボリンのステッカーを貼ってあります。それまではスタンドで「添加剤はいかがですか?」とか「水抜き剤はいかがですか?」といわれていましたが、貼ってからは言われなくなりました(^^;
でも、それが何のステッカーなのか分からないんだろうな、とは思いますけど。
しかし、エンジン開発段階から名門チューナーのコスワースとバルボリンが関わっている辺りが、WRCを意識していたとしか思えないんですよねぇ(^^;
WRカーに仰々しいエアロやド派手なウイングが無いのも、市販車ベースでの空力がかなり良いことの現われですね(2003年仕様からはド派手になりましたが...)。ちなみに、市販車の空気抵抗係数(cd値)は「0.32」、RSは「0.365」です。