こちらでは、ちょっと珍しいカラーリングのフォーカスWRCをご紹介していきたいと思います。
実車の写真が少ないので、Jackie 所有のモデル・カー(ミニカーですね)でのご紹介です。当然ですが、ワークスマシンは「マルティニ・レーシング」のカラーリングをベースとしていますので、基本的に変更はないのですが、プライベーターはそれぞれのスポンサーのカラーリングが施されていて、何かと楽しめます。
●1999年サンレモ/ソルベルグ・ミルズ組
ゼッケン25番、ペター.ソルベルグ(Peter Solberg)とフィル.ミルズ(Phil Mills)組のフォーカスWRCです。
今でいう「RS」ぽい、白をベースとしたデザインになっています。参戦前のテストカーに近い(というか、まんま)ですね。
写真のモデルはVITESSE社の限定2000個製作のうちの1404番目。
●2000年フィンランド/ソルベルグ・ミルズ組
ゼッケン16番、上記と同じくP.ソルベルグとP.ミルズ組のフォーカスWRCです。
左右のデザインが異なるので、両方を映してみました。なかなかオシャレなデザインだと思いませんか?フォーカスのロゴをうまくあしらった、レースマシンっぽくないデザインですよね!?
写真のモデルはPaul's Model Art社の限定1008個製作のうちの1つ。世界限定1000個ほどとはいえ、確かに、ワークスマシンに比べたら、わざわざ買って飾る人は少ないだろうしなぁ(^^;
左写真は実車です。ちょっと分かりずらいかも(^^;
●2002年モンテカルロ/クレメール・ウィチャ組
ゼッケン27番、プライベーターのアルミン・クレメールとクラウス・ウィチャ組のフォーカスWRCです。
2001年仕様ながら、ドイツ国旗に身を包んだ、デザイン的にもかなりイケてるフォーカスです。フォーカスはドイツ・フォードの車ですからねぇ。このモンテカルロでは15位完走を果たしています。
下の写真は、実車です。写真はドイツ・ラリーのものですので、ボンネットのフォードオーバルの位置など、微妙に異なりますね。
製造メーカーのPaul's Model Art社はドイツのメーカー。さすがにこの「ドイツ国旗仕様」フォーカスは外せなかったか!?
写真のモデルはPaul's Model Art社の限定1008個製作のうちの1つ。
●2000年ポルトガル/バラン・クリグ組
ゼッケン32番、プライベーターのJ.バランとJ.クリグ組のフォーカスWRCです。
1999年仕様ながら、マールボロ・カラーをまとっています。タバコ広告のため、"Marlboro"の文字がバーコード状の模様になっているのも面白いです。
写真のモデルはVITESSE社の限定4000個製作のうちの3340番目。
●2001年ニュージーランド/デルクール・グラタループ組
ゼッケン17番、サードドライバーのフランソワ・デルクール&ダニエル・グラタループ組のフォーカスWRCです。
2001年9月11日にニューヨークでおきた同時多発テロの犠牲者の追悼仕様となっています。アメリカを母体とするフォードらしい特別車です。
そのデルクールはラリー序盤で転倒、左サイドを潰しながらも12位完走。気負いがあったのかも知れませんが、アメリカの魂を乗せたマシンは無事に完走を果たしました。
写真のモデルはixo medels社の限定2500個製作のうちの1つ。ワークスの一角であること、珍しい仕様であること、注目度も高い、などもあって入手が困難なモデルの一つです。