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FOCUSってどんな車?
ここは「フォーカスって何?」という方たち向けに、いろいろと情報を提供して、フォーカス購入へと洗脳していくページです(ウソですよ、もちろん(^^;)
フォーカスってどんな車?
フォーカスはドイツ・フォードが開発した車両です。フォードというとアメリカというイメージがあると思いますが、日本には日本フォードがありますし、ドイツにもドイツ・フォードがあります。
そんな事情から、初めてフォーカスが販売されたのはヨーロッパで、1998年秋のことでした。翌99年にはアメリカで発売、さらに翌年の2000年に日本にも登場しました。
さてここで、ちょっとスゴイ事実をお知らせしておきましょう。フォーカスは1999年ヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーを受賞しています。さらに、2000年北米カー・オブ・ザ・イヤーも受賞しています。ヨーロッパとアメリカの両方のカー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのはこのフォーカスが史上初!!。ね、すごいでしょ。
フォーカスの輝かしい勲章についてはこちらもご覧ください
でもこれだけで驚いていてはダメ!なんとフォーカスはWRC (World Rally Championship) でも活躍しているんです。デビュー第3戦のケニア、次の第4戦のポルトガルと連続優勝。毎年カラーリングが変わるのでそれも何気に楽しみだったりして(^^;
もちろん、市販車がそのままレースをしているわけじゃないんですけど、ベースはあくまでも市販車なので、そのポテンシャルの高さは分かってもらえると思います。そのボディ剛性と安全性はさまざまなテストでも実証済み。ユーロN−CAP、アメリカNCAP、ドイツのADACなど世界の100種類以上の衝突安全テストに適合しているんです。
もちろん、ABSは標準装備、エアバッグも運転席と助手席は当たり前。頭部保護機能付きサイドエアバッグも装備しています。
空気抵抗係数(Cd値:Constant drag)は「0.32」。空気抵抗の軽減も、燃費の向上に一役買っています!
ちなみに、ドイツの安全検査機関"TUV"の2002年リポートで、ドイツ国内にて発売されて1〜3年半経過した車の中で、信頼性が最も高いという評価を得ました。購入後のことも考えたら、もう「フォーカス」に決まりですね!
日本車と比べてどうなの?
海外での話ばかりしてしまいましたが、最も気になるのはハンドルがどっちに付いているのか、ですよね。これについては大丈夫。ちゃんと右ハンドル仕様になっています。ただし、ヨーロッパの規格で、製造する車は「ハンドルに対して右側がワイパー、左側がウインカー」という様に決められているため、ウインカーとワイパーの操作レバーが日本車と逆になっています。もちろん、ヨーロッパの規格がそうなので、ベンツだってBMWだってワーゲンだってみ〜んな一緒です(一部例外あり)。
あと、初めて触ったときに「ん?このキーレスって運転席しかカギ開かないぞ??」と思ってしまいますが、もう一度押すと全部開きます。2段階でロックを解除するしくみになっています。これは日本車には無い機能ですね。キーレスで全部のドアが開いてしまうと、助手席側に突然強盗(暴漢)が乗り込んでくるかも知れないですよね!ですから、ドイツ車では珍しくないんですけど。女性にはうれしい装備ではないでしょうか?(ドアノブもツメにやさしい形!)
ちなみに、エンジン停止後の窓の閉め忘れもリモコンでOK。便利でしょ。あ、そうそう。全窓が挟み込み防止機能付き!こんなところにも安全志向が。
室内の装備はどうなってるの?
2002年2月現在、日本で販売されているフォーカスは「Ghia」という最上級グレードのみです(カタログなどではギアと表記されることもあり)。ですから、オプションもかなり豪華です。
オーディオですが、6連装CDチェンジャーが標準装備。センタークラスターにはデッキチューナーアンプがあります。もちろん、4スピーカーを装備です。と、ここでもう一つ。ハンドル左下(レバーの下部奥)にオーディオのリモコンがあるんです。音量の増減や選曲もこれでOK。ハンドルを放さないでオーディオ操作ができるのも、安全装備の一つだと思いませんか?
お次はシート。電動式シートリフターのおかげで、ドライビングホジションもカンタンに思いのまま。もちろん、ハンドルも上下・前後に動くから、自分にピッタリのポジションが選べます。身長144〜193cmまでの人にフィットするように作られているっていうんだから、ハンパじゃないですよね。
さて、ここで難点が一つ。国産車では一般的な、リクライニングのためのレバーがありません。調整はシート脇のダイヤルで行います。一気にフラットに、というのはちょっと無理ですが、逆に微調整が可能なのはドライブするには便利。運転の疲労を増すのも減らすのもシート次第。自分にピッタリ合うようにリクライニングの角度も決められて、疲れにくいんですよ、これが。ランバーサポートもあって、腰痛の方にもゼッタイにおすすめです!
今や常識になりつつあるエアバッグも当然装備。SRSデュアルエアバッグに加えて頭部保護機能付きサイドエアバッグも標準装備(頭部保護機能付きサイドエアバッグはシートに付いています)。
また、フォード純正のベビーシート、チャイルドシート、ジュニアシートは、より厳格になったヨーロッパ統一安全基準「ECE44/03」に準拠していますので、高い安全性能を誇ります。なお「ECE44/03」は国土安全省の新基準と同等であることが認められています。子供を抱える親としては、なんともありがたいですね。
オマケ
いわゆる「イヤーモデル」についてです。フォーカス登場の2000年モデルと2001年モデルでは、細部に違いがあります。たとえば、ルーフのアンテナが可倒式になったり、アームレストも付加されたり、パッと見だけでは分からない部分も多いです。
2002年モデルからは外装に変化が起こりました。バンパーにモールが標準でつき、ヘッドライトも少し変わりました。しかも、バンパーにあったウインカーがヘッドライトに埋め込まれるなど、比較的大きな変化もありました。
グリルもちょっと変化し、ドアモールやドアノブ、サイドスカートもボディと同色になりました。ま、これは好みの分かれるところですね。Jackie的にはあまり好きなタイプではないので、去年買っておいてよかったな、というのが正直なところです。
標準装備のタイヤも、Jackieのフォーカスはドイツ製グッドイヤーが採用されていますが、ミシュランやファイアストンが採用されていたこともありました。現行はファイアストンです。登場まもなくは、コンティなども使われていましたね(スペアタイヤはミシュランでした)。
ここまで来て気になる部分は買った後、たとえば「盗難」の危険性ですね。フォーカスはボンネットをキーでしか開けられません。運転席からボンネットを開けることはできません。普段そんなにボンネットを開ける機会は無いと思いますから、問題ないですね。
そしてBMWなどでもおなじみの「イモビライザー」を採用。万一ドアを開けられて、たとえ直結されても、キーに内蔵された暗証番号がないとエンジンはかかりません。任意保険でも「イモビライザー割引」があるぐらい、盗難に効果的なんですよ。
ヒューエルリッド(給油口)も、カギで開けるタイプです。カギがなければ給油が出来ませんから、慣れないうちは面倒に思いますが、「これも盗難対策」と思えばなんでもなくなりますよ。
と、思いつくままに書いてみました。詳しいスペックなどはカタログを見てもらえれば分かりますし、公式ページで各種データも公開されていますので、あまり重ならないようにしたつもりです。
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