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ラリージャパン観戦記
帯広駅前のゲート帯広駅前のペーパーカー
JR帯広駅前のモニュメントと、紙でできたラリーカーの山車

このページは、2004年に初めて開催された「ラリー・ジャパン」の観戦記です。と、いいましても、夏休みの作文ではありませんので(^^;)、空港話やバスの移動話などは割愛しますね(^^)。ラリー系のみ、かいつまんでご紹介したいと思います。

ちなみに、十勝ナビなど外部リンクより直接ご来訪の方々。ぜひトップページもご覧くださいませ!
リンクしてくれた十勝ナビさま、ありがとうございますm(_ _)m


今回、Jackieが観戦したのは「レグ1 SS9 札内スーパーSS」と「レグ2 デイ・サービス」のみです。強行スケジュールのため、残念ながら林道SSや他のサービスは見ることができませんでした(T-T)
だって、レグ1当日に羽田から帯広に、レグ2夜には帰宅だったんですよ(T-T)レグ3の日曜は仕事でした.....

●レグ1 SS9 札内スーパーSS
競技開始時にはすっかりと陽も落ちて、いわゆるナイト・ステージとなりました。
というわけで、写真の類はありません(^^;;; 所詮、普通のデジカメでは無理です。というわけで、完全に競技を楽しむモードでした。

ゼロ・カーをドライブする帝王マキネン。サイレンを鳴らしながらの激走に、みんな歓喜の声を上げておりました。そりゃそうですよねー。あの「トミ・マキネン」が目の前で走ってるんですよ!!
ゼロ・カーのドライブを企画・依頼したオーガナイザー、「ワークスカーを前年ドライブした経験者はゼロ・カーをドライブできない」規定を「特例」として承認してくれたFIA、それに理解を示してくれた各ワークスチーム、みんなに感謝です。もちろん、このオファーを受けてくれたトミにも!

競技の最初の組からいきなりフォーカスが登場!心の準備ができてないっちゅーに(^^;
これが、WRカーを生で見る「お初」。ををー、うるさすぎないエキゾーストノートがたまらん(T-T)感激。夜だからマシンをしっかりと拝めないのは残念です。しかし、ライトポッドを装着したラリーカーを見る機会は決して多くないですから、貴重です!しかも目の前を全開アタックしてます。ヤバいです。

そういえば、会場でDJをしていた方々はどなただったんでしょうか?競技開始前から担当していた男性の方、ワークス以外の競技を担当した女性の方。すみません、私よく知りません...(情報求む)まさかケイ・グラントさんじゃ!!??国沢さんとのWRCのナレーションが懐かしい...

ワークス勢が終わると、グループN車両がワークスよりもド派手なエキゾーストで走っておりました(^^;;; いやー、ワークス三菱の不参加が嘘のようにランエボが多いこと!「信頼性重視」のモータースポーツ活動においてここまでの支持を受けている事実。法人三菱自動車には猛省と真摯な対応を望みます。トミ・マキネンが築いた三菱神話のためにも...で、早く復帰してくださいね。マジで。


●レグ2 サービスD(デイ・サービス)
サービスパーク:フォード全景
上の写真で、右下にある赤と白の柵が観客用の柵です。この手前で観戦できます。写真中央にならぶフォードのブルーの帯状の柵の向こう側がサービス・スペースです。そう、この間の砂利道をラリーカーが走ってくるんです(進行方向は右から左)。近いでしょ!!

サービスパーク:スバル全景フォードのサービスは、左にプジョー、右にシトロエン、という位置関係でした(下の写真を参照ください)。スバルは、この裏手に同じような感じで単独で設置されていました(右の写真を参照ください)。混雑状況等を考えると、ベストな配置と思われました。やっぱりスバル・ファンが圧倒的ですからね。
しかし、フォードの前で観戦すると、自然とシトロエン、プジョーのWRカーが前を横切るわけです。スバル側はワークスはスバルのみ。こりゃ1ケ所で3度オイシイぞ!
もちろん、サービスを出るカルロスとセバスチャンもしっかり見させていただきました。セバスチャンは窓全開(左ハンドルだからドライバー側が観客側なのだ!)で手を振るサービスぶり。さすがポイント・リーダーは余裕です。
マーカスとハリは素通り(サービスインに向かうから仕方ないか)。でも、マーカスはサービスイン直前で軽く数回アクセルオン!イイ音してました。ただ、臭ーい(^^;;; 触媒ちゃんと付けてた?(なんてね)
サービスパーク:プジョー全景サービスパーク:フォード全景サービスパーク:シトロエン全景

さて、みなさんお待ちかねの「サービス」の話題に入るといたしましょう(^^)。

何せ初めてのWRC観戦のため(みんな同じですが...)、観戦のコツが分かっておりませんでした。そのため、すべて手探り。その辺に立っているマーシャル(オフィシャル)を捉まえては「ラリーカーってどこから入ってくるんですか?」「ここは封鎖されます?」と、質問責めにしちゃいました(^^; でも、みんないい人ばかりで。その節はありがとうございました>マーシャルさん

フランソワ・デュバルのボードマルコ・マーティンのボードとはいえ、ラリーカーがサービスに入るタイミングは、サービスを見れば一目瞭然です。これまでのWRCのビデオ等を見ても分かるように、サービスにはドライバーごとの「タイム・ボード」(正式名称不明(^^;)があります。現在の時刻とサービスまでの時刻が併記されたアレ(左右の写真参照)です。ね、見たことありますでしょ!?
写真だと、上の段に記載されているのが「現在の時刻」で、下の段が「サービス・イン時間/サービス残り時間」です。サービスが始まるまでは「サービスに入る時間」が固定で表示され、サービスに入ると「サービス残り時間」が表示されるようになります。今回、フランソワのサービス・インは12:08、マルコのサービス・インは12:32でした。すぐ分かります。スタッフだけではなく、観戦のポイントとしても活用できますので、次回以降の観戦の際にはぜひご確認くださいませ(^^)v
BP FORD team flag
アンソニーのサービスラリー・ジャパン レグ2、デイ・サービスに最初に入ってきたのはゼッケン番号「11」のアンソニー・ヴァルンボルド(独)&ジェマ・プライス(英)組です。プライベーターですが、Mスポーツの支援の下で全戦参戦しています。そのため、ワークスと同じサービスに居を構えています。アンソニーは、WRCで2勝しているアキム・ヴァルンボルド(マツダで参戦)の息子です。
マシンはドライバーが運転してサービスに入りますが、コドラはタイムカードを受け取ってから自分でサービスまで歩いて帰ってきていました。写真は、歩いて帰ってきたジェマをマシンと一緒に映したものです。そう、ジェマは女性なんです!最近ではトーマス・ラドストロームやケネス・エリクソンと組んでいたティナー・ターナー以来じゃないですかね。ポニーテールがかわいいジェマ嬢でした。ところで、イヤリングしてヘルメット被って大丈夫なの!?(大きなお世話でした...)
そういえば、アンソニーの公式ページでこのラリージャパンで走ったマシン(Y3FMC)が売りに出されていました。もう1台のY6FMCも併せて売りに出されていました。かなり欲しいんですけど、高くて買えないだろーなぁ。メンテナンスもできないし...せめてパーツだけでも売ってくれないかなぁ(爆)

フランソワのサービスラリー・ジャパン レグ2、デイ・サービス、次に入ってきたのはフランソワ・デュバル。サービスに入るや、ジャッキ・アップ&タイヤの取り外し。あっと思う間も無くタイヤがなくなっています(^^; 早い!うーん、これが一見の価値ありといわれる、世界のラリー・サービスかぁ〜と感嘆。ちなみに、アンダーガード、タイヤ、サスペンションを交換しておりました(それ以外は確認不能...)。セッティング変更でしょうね。
そして、ふと脇にいるコ・ドライバー(らしき人)に目をやると...あれ?ステファンじゃない!サービス・スタッフはフォード・ブルーのつなぎやシャツ。白のつなぎはドライバーとコ・ドライバーのはず。はて?
結果として、あとでラリー本部のリザルト・ボードを写した写真をよく確認したところ、フランソワのコドラのところは新しくシールが貼られていて「Philippe DROEVEN」となっておりました。なんで当時気付かなかったんだろう... 調べてみたところ、ステファンの父親が航空機事故で亡くなり、急遽帰国していたんだそうです。ご愁傷様です...
フィリップ・ドローベンはフランソワと同じベルギー出身で、過去2回、WRCにコ・ドライバーとして出場の経験がありました。急造コンビであるハンデは、初開催ラリーということを考えるとあまりにも大きい。結果、フランソワはコースオフでリタイヤに終わってしまいました。このラリー、ワークスで唯一のリタイヤとなってしまいましたが、いつものコンビなら、もっとラリーの行方が変わっていたと思うんですよねー。前戦ドイツで2位に食い込むパフォーマンスを見せ、前評判は悪くなかっただけに惜しいです。
フランソワは、途中でサービスに出てきて、プレスのインタビューに応じておりました。この模様は、国際映像になっているんでしょうね。もちろん、カメラは私に背を向けておりましたが...

マルコのサービスラリー・ジャパン レグ2、デイ・サービス、最後に入ってきたのは、我らがマルコ・マーティン。この時点で、ペター・ソルベルグ、セバスチャン・ローブに次ぐ暫定3位。今のWRCを牽引する御三家です。今年初開催だったメキシコで優勝した実績を期待しちゃいます。
サービス自体は非常に淡白で、アンダーガードとタイヤの交換しか見ることができませんでした。ラフロードイベントではないためボディダメージも無く、大掛かりな修理の類は無く、ちと残念。ま、サービスが忙しくないのはラリーとしてはよいんですけどね(^^;
アンダーガードはバカでかいわりに軽いようで、サービスの人が一人で運んでおりました。使い古しでいいからくれないかなー、とか思っちゃいました(^^)。持って帰れないんですけどね、あの大きさじゃ。
マルコは早々に奥に引っ込んでしまい、全然見ることができませんでした。しかも、写真でお分かりの通り、ドライバー側が死角に(*_*)。ま、仕方ないんですけどね。
唯一、サービスを出るために車に乗り込むとき、観客側に手を振ってくれたんです。車もジャッキアップされておらず、しっかりと見ることができました。いやー、来て良かった(^^)
あ、そうそう。サービスにはエンドレスのシャツを着た日本人と外人のスタッフがずーっとおりました。今回のイベントでも、フォーカスはエンドレスのパッドを使用していたことの裏付けですね。市販の「Ewig」にフォーカスどころかフォードすらないのは...検討してくださいね!

●オマケコーナー●
とは書きましたが、実はメインになりえるかも!なコーナーです。
そう、左のスライドショーでもお分かりの通り「サービス・インするマルコ車」でございます!!
動画ではありませんので、音を楽しむことはできませんが、せめてその雰囲気だけでも味わっていただきたいと思います。
あまりにもマシンと近いため、完全にフレームアウトしております(^^;A しかしその分、ラリージャパンのプラークやフェンダーのドラ&コドラの名前などがはっきりと見えるじゃありませんか!!GIFアニメじゃないので、色合いもそのままです。お得です(意味不明(^^;)。
ちなみに、このスライドショーは JavaScript を使用しております。ブラウザーの設定でオフにしている方、残念ですがスライドショーは表示されておりません...

●人物いろいろコーナー●
Marrko Michael Francois Phillip
マルコ・マーティン マイケル・パーク フランソワ・デュバル フィリップ・ドローベン
残念ながら決定的な写真が撮れませんでした... ま、こんなもんでしょ。ないよりマシ、というレベル(^^; インタビューを受けるシーンです。柱が邪魔でした... 顔を知らなかったのでこの扱い(^^;

で、今回初めてWRCを生で観戦したわけですが、写真やビデオでマシンやドライバーたちを追っかけるんじゃなく、一緒に騒いじゃった方が、断然楽しいです!!
上で紹介した写真は、これでもガンバって撮ったんですよ(^^; つい見入っちゃう、つい立ち上がる、なんて状態で、いやー、我ながらラリーバカです。
もちろん、写真撮るのが趣味な方もいるでしょうし、とりあえず記念にすべて収めておきたい、というのもイヤと言うほど分かります。楽しみ方はいろいろです。否定する気はありません。
でも Jackie 的には、マシンが通ったら歓声!ドライバーがいたら歓声!!仲間がいたらみんなで歓声!!!みたいな方がもっと面白いんじゃないかなーって思います。SSの走りはDVDでも見られるんだし、生の音を、スピードを、雰囲気を、まるごと楽しまなきゃもったいない!!

Jackie は、スパルコのローバーバッグ提げて帯広駅やサービスパークをフラフラしてましたので、外人(どこぞのチーム関係者であろう)にチラチラ見られることが多かったです。中にはサム・アップ(親指を立てる)して笑顔で挨拶してくれた人もいたし(^^;;;
しかも、コスワース・レーシングから直接買った「ラリー・ジャパンに行くのに着るから売ってね(しかも日本に送ってね)」シャツ&キャップという格好だったので、胸のロゴマークを知ってる人が見れば「モロ・フォード系」、知らない人が見るとただの黒いポロシャツ。あ、これが原因か...(^^;;;;;

しかし、フォードは人気無いですねー(苦笑)。どうせ暇だしと、サービスが始まるずいぶん前から場所取りしていましたが、スバルはもう人だかり。シトロエンもプジョーもそこそこいるのに、フォードは... いや、あえて書きません(爆)
ラリーの世界では名門といわれるフォードですが、日本での人気は今ひとつ。いや、最低ランクと言っていいでしょう(T-T)。もちろん、かつてのようにマルティニ・カラーのマシンをコリン・マクレーとカルロス・サインツがドライブしていれば違っていたんでしょうが、「ドライバーが誰であれ、絶対にフォードを応援するぞ!」という人が少ないのは非常に残念でした。
日本で、これだけのラリーファンがいる、ということにも正直驚かされましたが、フォードの人気のなさにも驚きでした。

そういえば、サービスパークに各メーカーのグッズ売場があったのですが、ワークス勢ではフォードだけ無かったんです(不参加の三菱があったのに...)。この人気を考えれば「だからです」と言われそうですが、Jackieのような輩もいるわけですし、オフィシャルグッズ一通りぐらいは持ち込んで欲しかったと思います(もう持っているけど(^^;)。車のウインドーに付けるタイプのフラッグなんて、応援には最適の大きさ!日差しが強かったので、キャップの売り上げも大きかったと思います。うーん、残念。

来年の2005年は、コリン・マクレー復帰、エース復活!とかないですかねー(ないない(^^;)

北海道限定缶このページは、少しずつ追加の予定です。整理し切れていない写真もあるし、書き足りないことは山ほどあるし(^^;

ちなみに、右の写真はアサヒのワンダコーヒー缶です。帯広駅の自販機で買ったんですが、何気なく見ると「北海道産生乳限定使用」と書いてありました。あれ?こんなんだったっけ?とか思いながらチラッと横を見ると「北海道限定」の朝専用じゃないですか!!
お土産屋さんにもいろいろと「北海道限定」はありますが、これはレアだ!ってことで飲まずに持って帰ってきちゃいました(^^;

あいかわらずしょーもないモノを...

●オマケコーナーPart.2●
えー、ここではメールでのご質問の公開返信(要約)をいたします。必ずすると言うわけではないんですが、同じ質問メールがたびたび来るのが減らせれば、と。

・ドライバーたちに話しかけたいんですけど、なんて呼びかけたら?
ビジネスシーンで初対面の相手なら "Mr." "Mz." などをつけて姓で呼ぶのが普通ですが、日本とは違い、英語圏の諸外国ではファーストネーム(姓名の名の方)を使うことが一般的です。
WRCのビデオやDVDは見たことありますか?インタビューでも、かならずインタビュアーは名前で呼んでいることが分かると思います。グロンホルムなら「マーカス」、ソルベルグなら「ペター」、ローブなら「セバスチャン」という具合に。これは、インタビュアーが彼らの友人であるからではなく、一般的なことなんです。
ちなみに、フォード・チームだと、マーティンは「マルコ」、パークは「マイコー」(マイケルね)、デュバルは「フランソワ」、プレボは「ステファン」です。


●オマケコーナーPart.3●ぼやき編
今回のラリー・ジャパンの観戦は、かなり急に決定しました。仕事休んでいかざるを得ないため、まず休暇をとらないといけません。休暇はいつとれるか分からないので、ツアーは申し込めませんでした。
今回は金・土曜の2日間の休みを利用したのですが、幸いにも「帯広発羽田行」は土曜の最終便が空席あり。しかも残り数席。予約を入れたのが8/26ですからちょうど1週間前。これはラッキーでした。金曜の「羽田発帯広行」は余裕があって、普通に取れました。 ここで、飛行機の往復の予約が取れなかったら、観戦は計画だけで終わっていたでしょう(^^;
宿は最初からあきらめていました。とりあえず帯広駅前の交番で情報収集。「空いているところは無いと思うよー。でも野宿はキツイよ。凍死しちゃうよ(^^;」だって。予定通りに「帯広市体育館 泊」となりました。交番では「駐車場がいっぱいらしいから、人もかなりいるらしいよ」との事でしたが、実際には車泊族が多く、体育館内は混雑はしていませんでした。入り口で滞在者の対応をされていた方。ホントにありがとうございました。夜遅くまでご苦労様でした。
今回の旅程の最後、重い荷物を持って羽田空港を後にするときに、モノレールで Suica が使えるのがこんなに便利とは!切符売り場に並ばなくていいし、そのままJRに連絡。いやー、これも助かった。


●オマケコーナーPart.3●お食事編
帯広の名物といえば、やっぱり「豚丼」です。
帯広 豚丼マップ(帯広市中心部) 十勝プラザとは逆の出口、ラリーカーの山車が飾ってあった方にいきますと、信号の先右手に、かの有名な「ぱんちょう」が見えます。昼ご飯時でもないのに行列ができてます。すぐ分かります(^^;
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